メリハリがついた首都高の渋滞 上手く付き合う方法は?

ただ、時によって猛烈渋滞の発生が

 が、これをもって首都高の渋滞が根絶されたわけではありません。

 たとえば今月8月7日(金)は、「首都高が1年で最高レベルに混む日」でした。毎年8月は猛暑によるクルマ利用の増加とビジネス需要、レジャー需要が合体して、非常に混雑が激しくなりますが、特に7日はお盆休み前の駆け込みビジネス需要が重なって、C2品川線開通効果も霞むほど、ほぼ全線が“真っ赤(渋滞表示)”に染まりました。

 こうなると、C2に迂回すれば早いということもほとんど期待できず、どこもかしこも渋滞です。ネットワークが充実してJCTでの合流が増えた分、ボトルネック個所は増えたようにすら感じます。

 私はC2品川線の開通前から、「渋滞は緩和されるが、メリハリがより強く出るようになる」と予想していました。実際、空いているときは文字通りスイスイですが、動かないときはガッチリ動かなくなる。その差が激しくなりました。

 首都高といえば、かつては年がら年中渋滞しているのが当たり前でした。「インドには季節が3つある。Hot,Hotter,Hottestだ」と言われますが、首都高の渋滞もそれと同じでした。

 しかしネットワークの充実により、首都高の“乾季”と“雨季”がはっきり出るようになったのです。「C2が全通したから首都高はもう渋滞しない」と思ったら大間違いで、日時によっては猛烈な渋滞に見舞われます。

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1件のコメント

  1. "Hotter", "Hottest" と"t" が2つ重なります。