車内にビールと流し台 非日常的通勤電車、走る 西武

西武鉄道が黄色い通勤電車を使い、「ミステリービアトレイン2015」を運行。車内に流し台が設置されるなど、“日常”の象徴ともいえる通勤電車に“非日常”の風景が広がりました。

“流し台”がある通勤電車

 4両編成で運行された、この非日常的な通勤電車。うち1両は、さらに不思議な状況になっていました。車内にビールサーバー、そして流し台が設置されていたのです。

Large 20151002 01
通勤電車の車内に設置された流し台(2015年10月1日、恵 知仁撮影)。

 このように車内で生ビールを提供する場合、衛生面から保健所の指導で、その設備が必要なのだそうです。電車が駅に停車するたび、ホームから目を丸くして車内をのぞき込んでいる人、スマートフォンなどで写真を撮っている人が多く見られたのも印象的でした。

 西武鉄道によると、通勤電車を使ってこうした「ミステリービアトレイン」を運行するのは、昨年に続き2回目とのこと。実施する背景には、堅く見られがちの鉄道会社に対し、より親しみを感じて欲しい、利用者との距離を縮めたい、という意図もあるそうです。

最新記事

コメント