【今日は何の日?】占領軍のミスで日田彦山線のトンネル大爆発

11月12日、占領軍のミスで日田彦山線のトンネルが大爆発しました。

 1945(昭和20)年の11月12日。日田彦山線の二又トンネル(福岡県添田町)が爆発して山全体が吹き飛ばされ、死者・負傷者ともおよそ150人という大惨事が起きました。

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北九州市の城野駅と大分県日田市の夜明駅を結ぶ日田彦山線(2015年4月、恵 知仁撮影)。

 当時まだ、日田彦山線は彦山~宝珠山間が開通していませんでした。二又トンネルは、その未開通区間に存在したトンネルです。1944(昭和19)年、火薬庫を探していた日本陸軍が、完成していたものの開業していなかった二又トンネルに目を付け、そこに火薬を搬入します。

 そして終戦を経て1945(昭和20)年11月、占領軍は二又トンネルに保管されていた火薬を処分しようとしますが、アメリカ軍少尉による措置が不適切で、火薬が大爆発。二又トンネルが掘られていた山全体が吹き飛び、その土砂が周辺地域に降り注いだほか、爆風によって民家も吹き飛ばされるなど、甚大な被害が出てしまいました。

 現在の日田彦山線は、この事故によって山ではなくなった場所を走っています。

【了】

【地図】爆発現場付近の現在

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コメント

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3件のコメント

  1. 占領軍による犯罪行為を「ミス」の一言で片付け、死者にも触れていないこの記事は何なのでしょうか。編集部の良識や見識を疑います。

    • 同感です。
      Wikipediaで初めて知ったのですが、かなりショッキングな事件だと思いました。

  2. >現在の日田彦山線は、
    >この事故によって山ではなくなった>場所を走っています。 

    でも、今はそこには列車は走っていないかも。