【今日は何の日?】“路面電車王国”広島のはじまり

11月23日、“路面電車王国”広島の歴史が始まりました。

 1912(大正元)年の11月23日。広島の街に路面電車が走り始めました。

 このとき開業したのは、広島駅前~櫓下間、紙屋町~御幸橋西詰間、八丁堀~白島間です。現在、櫓下電停は原爆ドーム前に、御幸橋西詰電停は御幸橋に名前を変えています。八丁堀~白島間の白島線は開業当時、常盤橋線と呼ばれていました。

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原爆ドーム前を行く広島の路面電車。写真の5000形「グリーンムーバー」は独・シーメンス社製(2010年5月、恵 知仁撮影)。

 また、このとき路面電車の運行を始めたのは広島電気軌道という会社。それが1917(大正6)年に広島瓦斯電軌へ名を変えたのち1942(昭和17)年、現在の広島電鉄になります。

 誕生から100年以上を経たいま、広島電鉄の軌道線(路面電車)は6路線19.0kmに拡大。生活や観光に広く利用され、広島は“路面電車王国”とも呼ばれます。

【了】

【写真】現存する被爆電車

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