飲料水や簡易トイレをエレベーターに 震災対策を進める東京メトロ

東日本大震災以降、東京メトロは自然災害対策の強化を進めています。1月6日からはエレベーター内に非常用品を設置しています。

すぐ来てくれるとは限らない救助隊

 もしエレベーターへ乗車中に大規模な地震が発生し、階と階の途中で止まってしまったら……。そして同様の状況が各所で発生し、救助隊の到着まで時間を要するとしたら……。

 あまり想像したくないシチュエーションですが、そうなってしまう可能性は否定できません。

エレベーター内に設置された非常用品(赤丸内)のイメージ(画像提供:東京メトロ)。

 そうした状況に備え、東京メトロは2015年1月6日からエレベーター内へ非常用品の設置を始めました。対象となるのは、東京メトロが管理する129310台のエレベーター(2015年1月現在)。順次、次の非常用品がエレベーター内に用意されます。

(1)非常用飲料水(50ml×10) 1個
(2)簡易トイレ(大) 3個
(3)簡易トイレ(小) 3個
(4)エマージェンシーブランケット 2枚
(5)ホイッスル 1個
(6)サイリュームライト 2本
(7)救急用品 1式

 以上は11人乗りエレベーターの場合で、20人乗りエレベーターの場合は非常用飲料水と簡易トイレ(大)(小)が2倍用意されます。また「サイリュームライト」とは、化学反応で発光させるライトです。

 東日本大震災以降、東京メトロは自然災害対策の強化を進めており、「お客様の安全を守るために、今後も様々な取り組みを行ってまいります」とのこと。今回実施されるエレベーターへの非常用品設置は、2015年度中に完了する予定です。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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