【今日は何の日?】現在はJR線の信濃鉄道が電化される

1月8日、現在はJR線になっている信濃鉄道で、電車の運行が始まりました。

 1926(大正15)年の1月8日。信濃鉄道が電化され、電気で動く電車が走り始めました。

 現在、「しなの鉄道」といえば、北陸新幹線の開業によりJR東日本から分離された元信越本線の軽井沢~篠ノ井間、長野~妙高高原間を運営する会社ですが、この「信濃鉄道」はまったく別の会社で、逆に現在はJR東日本の路線になっています。

 信濃鉄道は1915(大正4)年1月6日、松本市~豊科間で開業したのち、路線を順次延伸。松本~信濃大町間を結ぶようになります。現在のJR東日本・大糸線で、松本市駅は北松本駅です。

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元々は信濃鉄道の駅として開業した信濃大町駅(2008年10月、恵 知仁撮影)。

 この信濃鉄道は1937(昭和12)年6月1日に国有化され、大糸南線に。そして1957(昭和32)年8月15日、大糸北線と結ばれて松本~糸魚川間の全線が開業します。

 ちなみに、大糸線が「松糸線」ではないのは、松本~信濃大町間に信濃鉄道があるところへ、国が信濃大町~糸魚川間で路線建設を計画したためです。

【了】

【写真】大糸線にある、JR東日本とJR西日本の境界駅

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