成田と羽田の「デュアルハブ」強化 2016年度事業計画 ANA

ANAが2016年度の航空輸送事業計画を発表。成田を国際線の、羽田を国際線と国内線の乗り継ぎ拠点とする「首都圏デュアルハブモデル」の強化が推進されます。

拡大している北米~アジア間の渡航需要

 ANA(全日空)は2016年1月20日(水)、2016年度のANAグループ航空輸送事業計画を発表しました。

 これまで同社は成田を国際線の乗り継ぎ拠点とし、羽田を国際線と国内線の乗り継ぎ拠点とする「首都圏デュアルハブモデル」を強化しており、2016年度もこの方針をさらに進めるといいます。

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9月には経済成長が著しいASEANへの新規路線として、カンボジア・プノンペン線を開設予定(画像出典:ANA)。

 成田では日本発着の需要に加え、北米~アジア間の拡大する渡航需要を見すえ「国際ハブ(拠点)空港」としての機能強化を推進。4月から中国内陸部の武漢へ週7往復、9月からカンボジアのプノンペンへ週7往復が新たに就航します。このプノンペン線は、日本とカンボジアを結ぶ唯一の定期直行便になる予定です。

 羽田では競争環境や需要動向の変化を踏まえ、路線便数や機材の最適化を推進。新たに沖縄県の宮古へ1日1往復が就航するほか、山口県の岩国と結ぶ路線を現行の1日4往復から5往復に、沖縄線を1日11往復から12~13往復に増便するといった施策が行われます。

 今年2016年は、ANAが初めて国際線の定期便を就航させてから30周年。同社は「引き続き、皆様に便利にご利用頂けるANAネットワークの拡充に努めてまいります」としています。

【了】

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コメント

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8件のコメント

  1. 長距離と短距離が別々だったらハブにならないじゃん‼ そんな車輪回らないよ。ハブ空港は乗り継ぎ前提の空港の事。羽田発着・成田発着間の乗り継ぎが不便なままでは、ハブ空港と呼べるはずがない。

  2. そう言えば、シェレメーチェボ(モスクワ)やウラジオストック、エマームホメイニー(テヘラン)行きの飛行機はいつ来るでしょうか?
    そんなに北米やアジアを用意しても需要がない。
    ましてやアメリカの渡航は減少し、中国やロシアの増加が増えている訳だからハブにするならロシアやイランなどの飛行機便を用意する必要があるだろう。

  3. プノンペンの週7は、厳しいのでは?
    シェムリアップ3
    プノンペン2
    ラオスのルアンパバーン2に振り分けた方がいいのでは?

  4. 成田〜羽田間の鉄道や高速バスを利用してまで乗り継ぐわけないだろ
    成田〜羽田のリニア新幹線でも作らないと

    • そのリニア、建設費や運賃は航空会社が負担してくれますよね?(^^)

  5. I was struck by the hosetny of your posting

  6. ANA、関空を見捨てやがって!
    何だ。関空からの国際線就航数は!
    ほぼ近場の中国路線だけやないか。
    ANA幹部は既に海外の航空会社の路線がある都市に就航すると供給オーバーになると言っているが、関空開港当初は欧州、アジア便も結構たくさんあったやないか。
    大韓航空の方がANAの関空の就航数も多いなんてふざけすぎている。

  7. 新幹線の近くをハブ空港にして下さい。
    羽田経由関空の方が楽!
    スコットランドに行くには、
    ロンドン経由より、
    KLMオランダ経由が便利!
    これがハブ空港!