副都心・有楽町線、ダイヤ乱れ軽減へ 小竹向原に連絡線設置

様々な行先の列車が複雑に走る、東京メトロ有楽町線の小竹向原駅。ダイヤが乱れた際にボトルネックになることがありましたが、その状況が改善される見込みです。

平面から立体へ

 東京メトロは2016年2月12日(金)、有楽町線の小竹向原駅(練馬区)と千川駅(豊島区)のあいだに連絡線を設置。2月14日(日)の始発から使用を開始すると発表しました。

 現在、有楽町線の小竹向原駅は東武東上線、西武池袋・有楽町線、東急東横線、みなとみらい線との直通運転や副都心線の並走で、多くの列車が複雑に走行する場所になっています。

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連絡線の設置で小竹向原駅のボトルネックが解消される(画像出典:東京メトロ)。

 しかし同駅付近には、有楽町線からの列車と副都心線からの列車が平面交差する場所が存在。そのため、例えば有楽町線から東武線に直通する列車と、副都心線から西武線へ直通する列車が同時に小竹向原駅へ接近した際、平面交差のため東武直通列車の通過を西武直通列車が待たねばならないといった状況が、ダイヤが乱れた際に発生しやすくなっていました。そしてこれにより、さらに遅延が拡大することもありました。

 この平面交差を、今回の連絡線設置で解消。有楽町線・副都心線から東武線・西武線方面への列車が平面交差ではなく立体交差になり、東京メトロによるとダイヤが乱れた際でもその影響が軽減され、より早く定時運転へ復帰できるようになるといいます。

 小竹向原駅から池袋駅方面に向かう列車については、2013年2月に連絡線が設置され、すでに平面交差が解消されています。

【了】

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