国鉄・JR系初の復活SL「やまぐち号」、今年の運転計画発表 重連も

国鉄・JR系で最初に復活したSL列車、37年目の運転計画が発表されました。重連運転も行われる予定です。

今年で37年目

 JR西日本広島支社は2016年1月29日(金)、「SLやまぐち号」について今年の運行計画を発表しました。

 運転は3月20日(日)から11月20日(日)まで、土日祝日を中心に84日間が予定されています。そのうち7月の4日間(23,24,30,31日)はC57形蒸気機関車に加え、C56形蒸気機関車を連結。2両のSLで列車をけん引する「重連運転」が行われる計画です。

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「貴婦人」という愛称を持つC57形機関車で運行される「SLやまぐち号」(1989年3月、恵 知仁撮影)。

 ダイヤは新山口駅10時48分発の津和野駅(島根県津和野町)12時58分着、津和野駅15時45分発の新山口駅17時30分着。津和野駅行きの下り列車は途中、地福駅で14分停車し、記念撮影などを行うことができます。

「SLやまぐち号」は、1979(昭和54)年8月1日に運行を開始。恒常的な運行を念頭に、国鉄・JR系で最初に復活した「SL列車」です。今年でそれから37年目を迎え、8月1日(月)には「復活運転イベント」が実施される予定です。

 蒸気機関車がけん引する旅客列車は1975(昭和50)年12月14日、北海道の室蘭本線で運行されたものを最後に一度、国鉄から姿を消しました。

【了】

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