昭和30年の電車を再び大改造 「全盛期の都電」イメージ 荒川線

昭和30年に登場し、昭和50年代初めに大きく改造された都電荒川線の電車が再び大規模改修を受け、今後も走り続けることになりました。

デザインは「クラシックモダン調」の3色

 東京都交通局は2016年3月17日(木)、都電荒川線を走る7000形電車のうち8両について大規模改修を行い、「7700形」として導入すると発表しました。

Large 160317 toden 01
新たに登場する7700形電車。乗車口の拡大なども行われる(写真出典:東京都)。

 同局によると、7000形電車は「1955(昭和30)年にツーマン(運転手と車掌が乗車)車両として導入。1977(昭和52)年に現在のワンマン化(運転手のみ乗車)の改造が行われて、今日に至っている」車両とのこと。ただ近年では老朽化が進み、廃車が進んでいました。

 この7000形電車のうち8両を廃車にせず、大規模改修を実施。「7700形」として引き続き使用するものです。

 大規模改修では、車体や冷暖房装置などの一部機器はそのままに、乗り心地の良い新型台車や、電力を効率的に使用できるVVVF制御装置、新しい座席の導入などが行われます。

 車体デザインも、「全盛期の都電をイメージした」という「クラシックモダン調」の配色へ変更。「みどり」「えんじ」「あお」の3色があり、はじめに「みどり」の2両が2016年5月より運行を開始する見込みです。残りの2色も2016年度末までに、「えんじ」「あお」の順で導入されます。

 なお、運行開始に先駆けて3月28日(月)に一般公開が行われる予定です。

【了】

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

1件のコメント

  1. 全盛期の都電のイメージって、横っ腹に飾り罫なんか入っていないし、はっきり言って違うね!どうせなら釣りかけ駆動を残してほしかった。