黒い舗装より良くない? あえて「コンクリート」採用する理由とは アスファルトとどう違う?
路面の舗装で使われている素材は主にアスファルトですが、コンクリートが使われているところもあります。このふたつの素材は、具体的になにが違うのでしょうか。
黒っぽい白っぽい以外の差は結構ある?
一般的に路面の舗装は主にアスファルトが使われますが、コンクリート舗装のところもたまにあります。このふたつの素材は、見た目でアスファルトの方が黒く、コンクリートが白っぽいという差異はわかりますが、ほかにどのような特性の違いがあるのでしょうか。
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アスファルト、コンクリートとも粗骨材(砂利)と細骨材(砂)を原料として使う点は共通しています。それらを練って、くっつけ締め固める役目を果たす、つなぎともいえる材料が異なります。
アスファルトの場合は、瀝青材(れきせいざい)と呼ばれる、原油を精製したあとに残った残留物である「アスファルト」を使います。実はアスファルトという言葉は、舗装路面を指すと同時に、素材そのものの名前でもあるのです。
路面に使うアスファルトは砂利と砂を混ぜたものなので「アスファルト合材」や「アスファルト混合物」とも呼びます。舗装に使うアスファルトはアスファルトプラントで、砂利や砂と一緒に高温で混ぜられ、ダンプトラックなどに搭載された状態で運ばれます。
工場から工事現場に到着すると、アスファルト混合物をアスファルトフィニッシャーという重機に移し替え、150度くらいの高温の状態で、砕石等を撒いて圧縮した路面に敷き詰めていきます。冷えるとアスファルトが接着剤の役割を果たし硬い路面になります。
ド素人なのでトンチンカンただが、一時期雨水を染み込ませて走行音のシャーという騒音を抑え、反射もしにくくスリップも抑えるアスファルト道路が流行りかけた記憶がある。舗装して新しいうちはとてもいいけど、ちょっと古くなると破砕した石が表出して逆に荒れた道になり、騒音もひどく乗り心地も悪くなる印象だった。コンクリート道路は平城宮跡を東西に走る県道?104号が確かコンクリート。ブロック毎の継ぎ目が大きめで定期的な振動があり、穴が開き始めるとどんどん広がって深くなる。全体にザラザラしていて自転車には優しくない道路だった記憶がある。熱には強いから、よくバス停などで停車部分だけコンクリートというところもある。自動車道のパーキングもコンクリート。
タールで固めるアスファルトとは違い「燃えない」ことも大きいですね。ガソリンスタンドなど燃焼系リスクの高い施設ではコンクリート舗装を用いる取り決めになっています。