日本の防衛大手「インド進出」なぜインド? 実はでっかい野望への足掛かり!

日本の大手防衛関連企業でもある三菱電機は、インドの同じく防衛関連企業であるバーラト・エレクトロニクスと装備品の生産などに関する包括的な覚書(MOU)を締結しました。背景にはどのような事情があるのでしょうか?

強化されるサプライチェーン

 さらに、インドに生産拠点を新設することは「サプライチェーン強化」の観点でもメリットがあるといいます。たとえば何らかの理由で日本の工場における生産が滞ったとしても、インドの工場で生産を継続することができます。つまり、これにより三菱電機の生産能力が大きく強化されるわけです。

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覚書締結時の記念写真(画像:三菱電機)。

 また、三菱電機のプレスリリースによると、今後3社間ではインド向けの製品製造のみならず、第3国への輸出も視野に入れた協業体制の構築が進められていくことになります。インドに足がかかりを作ったうえで、東南アジア諸国を含めた幅広い地域への装備品を輸出していく構えのようです。

 日本政府が防衛装備品の輸出を積極的に後押しするなか、民間企業独自の企業戦略に基づき、三菱電機はその市場を着実に拡大しつつあります。

【ロシア機、なのにパーツは半数がインド製に!?】インドメーカーがライセンス生産するインド空軍機=「スホーイ」!?(写真)

Writer:

軍事ライター。現代兵器動向のほか、軍事・安全保障に関連する国内法・国際法研究も行う。修士号(国際法)を取得し、現在は博士課程に在籍中。小学生の頃は「鉄道好き」、特に「ブルートレイン好き」であったが、その後兵器の魅力にひかれて現在にいたる。著書に『ここまでできる自衛隊 国際法・憲法・自衛隊法ではこうなっている』(秀和システム)など。

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