52席のレストラン列車、西武が公開 秩父の自然を取り入れた外観と車内
和紙が使われている2号車の天井
車両は4両編成の4000系電車をリメーク。デザインは新国立競技場の設計にも携わる、東京大学教授で建築家の隈研吾さんが担当しました。
外装は西武線を代表する観光地という秩父の四季と、そこから武蔵野にかけて流れる荒川の水が表現されています。1号車は春をテーマに「芝桜と長瀞の桜」、2号車は夏で「秩父の山の緑」、3号車は秋で「秩父連山の紅葉」、4号車は冬で「あしがくぼの氷柱」をイメージしたといいます。
内装も自然をモチーフにデザイン。一部には沿線の伝統工芸品や地産木材が使用されました。2号車は鍾乳洞や洞窟をモチーフにした天井を持つ客席車両(26席)。天井仕上げには柿渋で着色し、不燃処理が施された和紙が使用されています。
4号車も客室車両(26席)。天井は渓流の激しい流れを表したという木格子です。埼玉県の飯能市・日高市・毛呂山町・越生町にまたがる地域で産出される西川材が、不燃処理をされた上で使われています。
2号車と4号車の客室はオープンダイニングとなっており、デッキとは秩父の伝統的な織物とされる「秩父銘仙」ののれんで仕切られています。
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