トヨタ方式でロケット「バンバン量産」へ!? ウーブン・バイ・トヨタが民間ロケット企業と業務提携 タッグを組んで目指す先は

日本の宇宙産業にとって起爆剤になるかも。

ロケットの量産体制を目指す

 トヨタグループのウーブン・バイ・トヨタは2025年1月7日、北海道の大樹町を拠点に小型液体燃料ロケットの開発などを手掛けるインターステラテクノロジズと、資本および業務提携に合意したと発表しました。

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インターステラテクノロジズが開発中のロケット「ZERO」(画像:インターステラテクノロジズ)。

 インターステラテクノロジズによると、今回の提携は今後の小型衛星打ち上げ需要の高まりを背景に、トヨタ生産方式など自動車業界の知見やノウハウを取り入れることで、ロケットを低コストで高品質、かつ量産可能なモノづくりに転換していくことを目的にしています。

 元々、インターステラテクノロジズは2020年からトヨタ自動車と人材交流を行っており、トヨタ自動車北海道、トヨタ車体を含め、これまでに累計11人が同社に出向してきたとのこと。

 今回の提携は、これらの継続的な取り組みを経て、より強固な戦略的提携の確立を目指すもので、ロケットの量産化を視野に入れた原価低減やリードタイム短縮、量産体制の構築やサプライチェーンの強化、コーポレートガバナンスの強化に向けて共同で取り組むとのことです。

【目指せ日本版スペースX!】インターステラテクノロジズのロケットラインナップ(画像)

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