東淀川駅の「開かずの踏切」、2018年末頃廃止へ 駅は橋上化 JR西日本
JR京都線(東海道本線)の東淀川駅付近に位置する「開かずの踏切」が、2018年末頃に廃止されます。
最大で1時間に57分閉まる踏切が廃止
JR西日本は2016年5月11日(水)、踏切障害事故の削減に向けた取り組みとして、JR京都線(東海道本線)の東淀川駅(大阪市淀川区)付近に位置する「開かずの踏切」を2018年末頃に廃止し、あわせて駅舎を橋上化する(ホームの上階に駅舎を造る)と発表しました。
新大阪駅から1駅の東淀川駅付近には、駅をはさむ形で北宮原第1・第2踏切と南宮原踏切があります。これらは国土交通省が定義する「開かずの踏切」(ピーク時に1時間あたり40分間以上遮断)に該当しており、特に南宮原踏切では最大で1時間に57分、1日あたり16時間以上にわたり閉まっている状況です。これはJR西日本管内で最も長い遮断時間です。
そこでJR西日本は大阪市との共同事業として、踏切道の代替となる自由通路を整備。エレベーターやエスカレーターも設置するといいます。同社は踏切を廃止することで重大事故を未然に防止し、バリアフリー対応により快適で利用しやすい駅にするとしています。
【了】
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