静岡らしい電車を車庫で公開 「トレインフェスタ」にあわせ 静岡鉄道
虹の向こうに富士山がそびえている電車
A3000形は、静岡鉄道でおよそ40年ぶりになる新型電車。2016年3月24日に最初の編成がデビューしたばかりの、やはり“静岡らしい”車両です。今後、あわせて12編成が製造される予定ですが、そのうち7編成は「静岡レインボートレインズ」として、静岡市にちなんだ7色を身にまとって登場します。
このたび展示された1編成目の色は「Clear Blue(クリアブルー)」。静岡鉄道によると日本、そして静岡を象徴する「富士山」をモチーフに、「安心」「誠実」をイメージしたとのこと。
A3000形の車内へ入ると、中づり広告が凝ったものになっていました。その一部が切り抜かれ、空中に並ぶ虹の向こうに富士山がそびえるというもの。普段、この電車は一般的な中づり広告を掲示して走っているそうですが、イベントに合わせて入れ替えたといいます。
ちなみに、A3000形「静岡レインボートレインズ」に使われる7色は、登場済みの「Clear Blue」と「Passion Red」「Pretty Pink」「Brilliant Orange Yellow」「Fresh Green」「Natural Green」、そして「Elegant Blue」。静岡鉄道が創業100周年を迎える2019年度に、「7色の電車」が出そろう予定です。
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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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