JR東海が米に子会社 高速鉄道建設プロジェクトの一環で

JR東海が米国テキサス州における高速鉄道建設プロジェクトの一環として、現地子会社を設立します。

ダラス~ヒューストン間を90分で結ぶ計画

 JR東海は2016年5月16日(月)、同社100%出資による現地子会社「High-Speed-Railway Consulting Corporation(略称;HTeC、エイチテック)」を今月、テキサス州ダラス市に設立すると発表しました。

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米国テキサス州で建設される高速鉄道では、N700系電車をベースにした車両が開発される計画(2011年11月、恵 知仁撮影)。

 テキサス州における高速鉄道プロジェクトは、同州に立地する企業などによって設立されたTexas Central Partners社が開発主体になり進めています。

 子会社は、そのTexas Central Partners社に対する技術支援の実施に向けた準備の一環として設立されるもので、高速鉄道のトータルシステムを導入、運営するために必要な技術コンサルティングを事業内容とします。

 Texas Central Partners社によると、テキサス州の高速鉄道はN700系電車をベースとした車両が、同州のダラス~ヒューストン間およそ385kmを90分で結ぶ計画です。早ければ2017年に着工し、2021年に開業するとしています。ちなみに東海道新幹線の東京~名古屋間は342kmで、「のぞみ号」はその区間をおよそ93分で走っています。

【了】

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