時速80キロ「栃木のスーパー一般道」ほぼ全線4車線化! ただちょっと“惜しい”状態 東京-宇都宮の最短路
栃木県が整備を進めてきた国道408号「真岡南バイパス」の一部区間が4車線化されます。茨城-栃木を南北に直線的に結ぶ「常総・宇都宮東部連絡道路」の一部。同ルートがさらに改良されます。
「常総・宇都宮東部連絡道路」まだまだ改良進む!
栃木県が整備を進めてきた国道408号「真岡南バイパス」の一部区間が、2025年2月9日(木)15時頃に4車線化されます。
「真岡南バイパス」は、国道294号の真岡市内から分岐し、宇都宮市方面へ通じる14.1kmの国道408号バイパスです。高速道路と見まがうような最高速度80km/hの一般道「鬼怒テクノ通り」(14.1km)の一部を構成します。
真岡南バイパスの区間は2021年に暫定2車線で開通し、4車線化が進められてきました。今後はさらに、同区間北側の県道真岡上三川線との交差点の立体化工事が進められます。
「鬼怒テクノ通り」を含め、常磐道の谷和原IC(つくばみらい市)から国道294号を北上し、栃木県内の国道408号バイパスを経て東北道の矢板ICに至る区間は、地域高規格道路「常総・宇都宮東部連絡道路」に位置付けられています。
「常総・宇都宮東部連絡道路」のルートは距離のうえでは東京-宇都宮の最短路にもなることから、栃木県内では高規格なバイパス建設を含めた改良が各地で進められています。1月30日には、鬼怒テクノ通りの延長線上にある国道408号「宇都宮高根沢バイパス」で最大の交差点を立体化する「野高谷(のごや)立体」も開通しました。
一方で、真岡南バイパスに隣接する改良工区、国道294号「二宮拡幅」については、1月に栃木県が開催した公共事業評価委員会にて、開通が遅れる見込みであることが明らかとなりました。
二宮拡幅は、「常総・宇都宮東部連絡道路」に含まれる国道294号のなかで唯一、現道が2車線である区間を4車線化する4.1kmの事業です。工事は2021年度から始まり、2024年度末時点での全体の事業進捗率は54%になるそうですが、事業期間が2025年度から「2027年度」へ2年延伸に。真岡南バイパスの改良と時期がズレることとなりました。
他方、宇都宮市の北側の高根沢町内では「宇都宮高根沢バイパス」の延伸工事も着々と進行中。東北道・新4号国道に次ぐ栃木への基幹ルート「常総・宇都宮東部連絡道路」は、さらに高規格化されていきます。
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