宇都宮LRT“西側延伸”詳細あきらかに! 目抜き通り「片側3車線→1車線化」バスは大幅整理へ 開業はいつ?
宇都宮市は2025年2月3日、同日に開催された「芳賀・宇都宮LRT」事業についての市議会議員協議会の説明会資料を公表しました。
LRT「西側延伸」かなり具体的に
宇都宮市は2025年2月3日、同日に開催された「芳賀・宇都宮LRT」事業についての市議会議員協議会の説明会資料を公表しました。宇都宮ライトレール(芳賀・宇都宮LRT、愛称ライトライン)の宇都宮駅西側への延伸について具体的なイメージがまとまってきました。
現在の宇都宮駅東口の停留所からJR線を越え、大通り沿いに約5kmを先行整備する方針です。停留所数は12。都心部は「人中心のウォーカブルな空間を形成」すべく、LRT導入により公共交通の利便性向上を図るとともに、「都心部への過度な自動車流入の抑制」にも取り組む、という基本的な考え方が示されました。
5kmの延伸区間はI区間・II区間・III区間の3つに分かれます。うち、駅から市街中心部の馬場町、東武宇都宮駅付近を経て裁判所前までのI区間(「都心環状線」の内側)は、LRTの導入や歩行者空間の充実を図るべく、現状の片側3車線から「片側1車線」に減らす方針です。
I区間は道路の真ん中に軌道を敷き、上下線のあいだにホームをひとつ作る「島式停留所」を検討するとのこと。また、全交差点への右折レーンを設置するほか、バス停については本線とは別に停車帯を確保するといいます。
II・III区間については、片側2車線で整備。こちらは端部などを除き、上下線の外側にホームを設ける「相対式停留所」を検討するそうです。
特徴的な検討事項の一つとして、「ふるさと宮まつり」や、自転車レース「宇都宮ジャパンカップクリテリウム」などのイベント対応があります。イベント主催者からは、「設備機器や架線の取り外し、レールの安全対策などを講じてほしい」との要望が出ています。
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