横浜の「立派なブツ切れ道路」なぜできた? 川向こうにも立派な道が… 繋がらないの?
横浜市の郊外、第三京浜の都筑IC近くに、中央分離帯のある2車線道路が突如として行き止まりとなる場所があります。なぜこのような状態なのか、また延伸計画はあるのか、経緯を横浜市とUR都市機構へ尋ねました。
ニュータウンに挟まれた市街化調整区域
横浜市の北西部、都筑区早渕3丁目地区に、中央分離帯のある2車線道路が突如として行き止まりとなる場所があります。近くには第三京浜の都筑ICがあり、また周囲は住宅街ですが、以上の理由からクルマは滅多に通りません。高規格にも見えるこの道路には、延伸計画などがあるのでしょうか。
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2車線道路は確かに行き止まりとなりますが、その地点から北方向へ細い道が続いています。行き止まりの先は大きく落ち込み、先には早渕川が流れます。南側は公園で、いわゆる港北ニュータウンを構成する一帯は、ほかの公園とつながる緑豊かな遊歩道も整備されています。
道路(路線)の名称は「大棚第133号線」です。延長はわずか260mほどですが、前出の通り中央分離帯があります。ただし、さらにその周りにガードレールが置かれているため、仮に取っ払うと、4車線分の幅は確保できるかもしれません。幅員は歩道部分も含め18mほどです。
行き止まり地点に立ち、崖の上から早渕川の方向を眺めると、センター北駅方向が望めます。そのあいだ、川の流域は畑や空き地が目立ちますが、これは一帯が市街化調整区域のため。この区域を挟んだ先は、行き止まり道路があるこちら側と同じように、住宅や公園、遊歩道などによって区画整理された街並みが続きます。
ただ、一帯を地図で見てみると、センター北駅側にも、中央分離帯のある2車線道路が丁字路によって突如として途切れる箇所があります。そして、この道路の延長線上にあるのが、今立っている行き止まり地点です。直線距離にして850mほどあります。
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