「離島奪還のスペシャリスト」水陸機動団の実弾射撃に密着! 希少グレネードランチャーから最大の迫撃砲まで

九州に配置されている島嶼防衛の専門部隊、陸上自衛隊水陸機動団の訓練に密着取材してきました。普段なかなか見られない水陸両用車AAV7の実弾射撃の様子などを紹介します。

無反動砲やデッカイ迫撃砲の射撃も

 訓練ではほかにも84mm無反動砲による曳火(えいか)射撃や120mm迫撃砲の観測射撃なども行われました。

Large 20250209 01

拡大画像

84mm無反動砲を構える射手(手前)と装填手(伊藤洋平撮影)

 84mm無反動砲は個人携行が可能な肩撃ち式の大口径砲です。射撃時に砲尾から大量のガスを噴射することで反動を低減しているのが特徴で、これにより操作が安定しやすく、携帯性にも優れています。

 曳火射撃とは、榴弾などの砲弾を空中で爆発させる射撃法で、具体的には塹壕(ざんごう)などに潜む敵歩兵に対して効果的です。訓練では、84mm無反動砲を射手と装填手の2人1組で操作し、数百m離れた固定標的に向けて榴弾を撃ち込んでいました。

 120mm迫撃砲は、火力誘導する隊員による目視での観測射撃や、対迫レーダ装置(JMPQ-P13)使用したレーダ観測射撃など、さまざまなシチュエーションで射撃訓練を行っていました。

 対迫レーダ(たいはくレーダ)とは、敵の迫撃砲や砲兵の射撃地点を特定するための装置です。

 飛翔する砲弾の弾道をレーダアンテナで捉え、そのデータを解析することで、発射地点を特定することが可能です。これにより、迅速な反撃や防御が可能となります。また、天候に関わらず砲弾を標定・観測することができるため、目視での観測が困難な夜間や悪天候下での射撃にも有用です。

 当日は夜明け前から訓練準備が始まり、射撃準備や各種火砲の照準調整を終わらせると、弾薬の配布、安全指導などが入念に行われていました。隊員たちは真剣な眼差しで訓練に臨み、寒空の下、懸命に任務を果たしていたのが印象的でした。

※一部修正しました(2月9日11時30分)

【画像】こりゃ怖い… 84mm無反動砲の超ビッグな後方爆風

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス