搭乗減っても上級会員資格キープ JALが産後サポートサービス導入

JALがマイレージサービスの上級会員を対象に、本人や妻の出産で飛行機の利用機会が減った場合でも、上級会員の資格が提供されるサービスを開始します。

優先搭乗やラウンジも引き続き利用可能

 JALは2016年5月25日(水)、同社のマイレージサービス「JALマイレージバンク(JMB)」の上級会員を対象に、本人や妻の出産によって飛行機の利用回数などが一定以下になり、上級会員の資格がなくなってしまう場合でも、上級会員の資格が提供されるサービスを開始すると発表しました。

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産後も引き続き、上級会員の特典で優先搭乗が可能(2012年1月、恵 知仁撮影)。

 本来は、優先搭乗やラウンジの利用など、さまざまな特典を受けられる「JMB」の上級会員の資格を獲得するには、毎年1月から12月までのあいだに、JALグループの航空便を一定回数以上利用するなどの条件がありますが、このたび導入されるサービスは、本人や妻の出産で飛行機の利用が減少してしまうケースに配慮したものです。

 サービスの対象は子どもの誕生時に「JMB」の上級会員資格である「FLY ONステイタス」を有する会員またはその夫。申し込み期間は子どもが2歳を迎える月の終わりまでで、申し込みは「JMB」のウェブサイトから可能です。

 申請するとその年度の3月末までの最長12か月間、「FLY ONステイタス」のうち「JMBクリスタル」という資格が提供され、上級会員の特典を引き続き受けることができます。JALは、この新しいサービスの導入により、子どもとの旅行や出張時に優先カウンターを利用できるなど、よりスムーズな移動が可能になるとしています。

【了】

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