「青春18きっぷ」で乗れる“最も快適な車両”は? 東京→京都でJR3社を乗り比べ 「だいぶ変わってた!」
2024年の冬季分から利用ルールが大きく変化し、大きな話題を集めた「青春18きっぷ」。東京~京都間を「青春18きっぷ」で移動してみると、以前よりも車両が大きく変わっていました。
大きく変化した静岡エリア
普通列車を乗り継いでいけば長距離を格安で移動することができる「青春18きっぷ」。2024年の冬季分から利用ルールが大きく変化し、大きな話題を集めました。実はそれだけでなく、最も利用が多いであろう東海道本線を経由する関東-関西間では“車両”も変化しています。2025年の年始、東京~京都間を「青春18きっぷ」で移動してみました。
![Large 20250215 01](https://trafficnews.jp/wp-content/uploads/2025/02/250208_seisyun18_01.jpg)
「青春18きっぷ」は、JR全線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本宮島フェリーが乗り放題となるきっぷです。長距離移動ができるほか、気になった駅で気軽に途中下車できることなどから、未だに根強い人気があります。学生の長期休みにあわせて毎年、春・夏・冬に発売されており、名前も「青春18」となっているものの、年齢に関係なく誰でも購入・利用することができます。
2024年の冬季分から従来の5日間用(1万2050円)に加え、3日間用(1万円)が登場。購入時に利用開始日を決め、その日から「連続で」使う形となり、1回ずつ日程を分けて使うことはできなくなりました。きっぷの幅は従来の120mmから、リニューアル後は85mmに短くなり、自動改札機を通れるようになったものの、複数人での同時利用が不可能になる変化も生じています。
今回、まず乗車したのは東京駅を5時20分に発車する沼津行きの初電。車両はE231系でした。ちなみに、東海道本線の車両(E231系やE233系)は15両編成の場合、1号車、2号車、15号車、14号車がボックスシート。また、9号車と10号車がボックスシートとなっている車両もあります。
E231系は製造時期によって座席の柔らかさに違いがあり、初期に製造された車両の座席はかなり固めです。快適さを求めるのであれば、普通列車グリーン券を購入し、4号車と5号車のグリーン車に乗車するのが良いでしょう。「普通列車」のグリーン車ですが、設備は特急車両と同等です。
東京駅発車時点では、車窓は真っ暗。ただ小田原駅を出た頃には夜も明けて、海沿いに差し掛かります。絶景駅として知られる根府川駅付近で、朝日に輝く太平洋を望むことができました。
熱海駅からはJR東海エリアとなり、浜松行き普通列車に乗り換えます。この列車はロングシート(通路を向いた長い座席)の315系4両編成に、転換クロスシート(背もたれを動かして進行方向に切り替えることができる座席)の313系2両編成を連結した6両編成でした。最新の315系も快適ですが、進行方向を向いて車窓が楽しめる転換クロスシートの313系に乗車しました。
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