被災3年…ついに架設スタート! 阿武隈川を渡る国道399号“軽くなる”新しい橋の姿は?

3年前の地震で被災した国道399号の伊達橋で、新しい橋の架設工事が始まります。

新しい伊達橋の架設に着手

 国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所は2025年2月13日、地震で被災した国道399号の伊達橋(福島県伊達市)について、18日から新しい橋の架設工事に着手すると発表しました。

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国道399号の伊達橋。写真上から歩道橋、仮橋、橋脚が並ぶ(画像:福島河川国道事務所)

 阿武隈川に架かる伊達橋は、国道4号やJR伊達駅と、伊達市役所方面を結んでいます。この橋は、1967(昭和42)年に架けられましたが、2022年3月16日発生の福島県沖を震源とする地震によって、橋桁が下流側へずれるなどの被害が発生しました。

 復旧は、高い技術力を要することから県に代わり国が進めています。ただ、架け替えに相当の時間を要するため、2023年10月、並行する位置に仮橋が開通しています。

 被災した橋は4径間連続ワーレントラス橋でしたが、新しい伊達橋は鋼床版4径間連続鋼箱桁橋に変わります。元からある橋脚を補強して再利用するとともに、橋桁は災害防止のため軽量化します。幅は元の7mから、新しい橋は8mに拡大。車道は2車線のままですが、ゆったりとした路肩に変わります。

 すでに元の橋桁は撤去されており、2月18日からは、橋脚に新しい橋桁を架設する作業が始まる予定です。

【軽量化】「新しい伊達橋」の完成イメージを見る(地図と画像)

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