佐世保の“空母みたいな巨艦”が交代へ 新顔はどんな艦? 「アメリカ」との違いは

交代しても一見すると気付かないかも?

佐世保基地の新顔「トリポリ」ってどんな艦?

 アメリカ海軍は2025年2月14日、長崎県佐世保市にある佐世保基地に、強襲揚陸艦「トリポリ」を配備すると発表しました。

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強襲揚陸艦「トリポリ」(画像:アメリカ海軍)。

「トリポリ」は、アメリカ海軍が運用するアメリカ級強襲揚陸艦の2番艦で、2020年に就役したばかりの新鋭艦です。現在の母港はアメリカ西海岸のカリフォルニア州にあるサンディエゴ海軍基地です。

 これまで佐世保基地には同型艦の「アメリカ」が配備されており、「トリポリ」は同艦の後継という位置づけです。なお、今回の「トリポリ」配備について、アメリカ海軍は「トリポリ」の佐世保配備は対得費用における戦力ローテーションの一環で、同艦が持つ前方プレゼンスは、日本防衛に対する米国のコミットメントを支援し、米国の国家安全保障を強化し、戦略的利益を守る能力を向上させると明言しています。

 また、「トリポリ」はインド太平洋地域で最も能力の高い部隊を前方に配置するという、アメリカの防衛戦略指針を直接的に支援するものであるとも述べています。

 アメリカ級強襲揚陸艦は、2022年現在、最新の強襲揚陸艦で、排水量は約4万5000トン、全長は約260mある空母形状をした大型艦です。就役しているのは1番艦「アメリカ」(LHA-6)と2番艦「トリポリ」(LHA-7)の2隻のみで、3番艦「ブーゲンビル」(LHA-8)と4番艦「ファルージャ」が建造中です。

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