ロシア軍施設を「滑空爆弾」で精密爆撃 敵側の得意戦法をウクライナ軍も実行
クルスクでロシア軍の施設を精密爆撃したと発表。
ドローンの拠点を爆撃か?
ウクライナ参謀本部は2025年2月15日、クルスクでロシア軍の施設を精密爆撃したと発表しました。
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空爆はクルスクのエリザベトフカ村近くのロシア軍施設に対し行ったとのことです。
ウクライナ参謀本部の発表によると、同施設は北部スーミ州で、ウクライナ軍部隊を攻撃していたドローンの操作を行っている第28歩兵大隊の拠点であり、強固に要塞化されていたそうです。
ウクライナメディアなどの報道によると、同施設攻撃には滑空爆弾が使用されたとみられています。ウクライナ空軍はアメリカから供与を受けたGBU-39や、フランスから供与を受けたAASMを保有しており、それらをMiG-29に搭載し投下した可能性が高いです。
同施設は、クルスク方面では最前線に当たる場所から数キロ離れた地域ということで、通信妨害に対応した光ファイバーで飛ぶ有線式の耐ジャミングドローンなども使われていたのではという報道もあります。
なお、滑空爆弾による爆撃については、西側の防空システム供与により強固になったウクライナ側の防空網を避けるため、防空システムの射程外からロシア空軍が多用している方法でもあります。
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