片側1車線の高速で付加車線を試行設置へ 東海北陸道や岡山道など5路線

東海北陸道や岡山道など高速道路5路線が、暫定2車線区間における付加車線の設置、検証路線に選定されました。

開通済み高速全線のうち約3割が暫定2車線区間

 国土交通省は2016年6月7日(火)、以下5路線を高速道路の暫定2車線(片側1車線)区間における付加車線の設置、検証路線に選定したと発表しました。

・東海北陸自動車道(飛騨清見IC~小矢部砺波JCT)
・岡山自動車道(賀陽IC~北房JCT)
・米子自動車道(蒜山IC~米子IC)
・徳島自動車道(徳島IC~川之江東JCT)
・松山自動車道(松山IC~大洲IC)

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暫定2車線区間において付加車線の設置、検証が行われる路線(画像出典:国土交通省)。

 日本の高速道路は、開通済み区間9318kmのうち、およそ3割の2537kmが暫定2車線です。国土交通省に設置された社会資本整備審議会の道路分科会は今年3月、この暫定2車線区間に付加車線を設置する際の選定基準(案)を「暫定2車線区間における速度が、近傍の4車線区間の平常時の速度に比べ、著しく低下(概ねマイナス25%)している箇所等」と示しました。

 国土交通省は今回、この基準(案)に基づき5路線を選定。今後、付加車線を試行設置し効果を検証することで、安全性や走行性の確保といった「暫定2車線のサービス向上」に取り組んでいくとしています。

【了】

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