リバイバル「フライング東上号」でツアー開催 乗ったまま車両洗浄機も 東武

東武鉄道が、「フライング東上号」のリバイバルカラー車両を使用したツアーを実施。車両洗浄機を電車に乗ったまま体感できるイベントも行われます。

車両基地での撮影会も

 東武鉄道が2016年6月12日(日)、「フライング東上号」のリバイバルカラー車両を使用したツアーを実施します。

「フライング東上号」は、池袋駅と寄居駅(埼玉県寄居町)を結ぶ東上本線などでかつて運転されていた臨時電車です。その列車に使用されていた車両の色を再現した50000系電車などが、2015年11月から東上本線の「TJライナー」などで運転されています。

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「フライング東上号」カラーの50000系電車(左)と8000系電車(写真出典:東武鉄道)。

 ツアーの行程は池袋駅から森林公園検修区(埼玉県滑川町)までそれに乗り、車両を洗う自動洗浄機を乗車したまま通過。そして自由参加の車両撮影会を行うというものです。

 コースはふたつで、Aコースは池袋駅を午前9時15分に発車。午前11時から車両撮影会を開始します。Bコースは池袋駅13時02分発で、車両撮影会は15時から。このBコースには「東武博物館」(東京都墨田区)の花上名誉館長と、鉄道ジャーナリストの渡部史絵さんが同乗します。

 またツアー参加者には、行先方向版のレプリカや限定弁当などを配付。内容はコースごとに異なります。

 両コースとも代金は大人7000円、子ども(6~12歳)6700円で、定員は350人。東武トップツアーズのウェブサイトから購入可能で、受付は先着順です。

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「フライング東上号」としてかつて使用された53系電車。それ以前は日光・鬼怒川線の特急としても走った(写真出典:東武鉄道)。

「フライング東上号」は1949(昭和24)年から1967(昭和42)年まで、行楽シーズンの休日に東上本線沿線などの観光地へ向かう臨時列車として運行され、寄居駅で接続する秩父鉄道に直通運転していた時期もありました。東武鉄道によると、名前はイギリスの特急列車「フライング・スコッツマン号」にあやかったと言われているそうです。

【了】

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