渋滞避けて入った道で「まさかの大ピンチ…!」 せっかちが地獄を見る「川沿いの道あるある」 ナビに導かれたら要注意!?
都市部を流れる川沿いの道は、一方が川や土手になっているため交差道路も少なく、一見、スムーズに走れると思いがち。しかし、予期せぬ危険が待っていることもしばしばです。せっかちな人や不慣れな人が困る“物件”が点在していることがあります。
橋の下だけ「狭さヤバ…!」
まずは新芝川右岸、歩行者自転車専用の「順信橋」の北側にあるアンダーパスです。
堤防沿いで橋をくぐるアンダーパスは、橋の取付部の構造体、川の堤防との関係により、高さや幅が制限されることが少なくありません。この順信橋のアンダーパスは、上流側・下流側とも道路が幅員6m程度で整備されているのですが、橋の下をくぐる部分だけ“極狭”になっているのです。
アンダーパスの手前には「2.0m」の高さ制限の標識が立てられていますが、同じく2mほどと思われる最大幅についてはまったく注意喚起がありません。周囲には街灯は少ないことから、夜間にまったく予備知識がないまま走っていたら、事故のリスクはかなり高いと思えます。
またその開口部は狭く、アンダーパスの先への見通しはよくありません。そのため昼間でも、アンダーパスの向こうに歩行者や自転車がいないかどうか、最大限の注意を払いつつ、徐行して通り抜ける必要があるでしょう。
橋の下の「高さヤバ…!」
つぎにご案内するのが、同じ新芝川の右岸、境橋下のアンダーパスです。

ここはさきほどの順信橋とは異なり、橋の下も道幅は十分です。しかし注意しなければならないのは、その高さです。
地上レベルから新芝川の堤防に向けて作られたスロープはそもそも低いうえ、このアンダーパスの部分では、鋼製の橋桁が斜めに渡されています。そのため高さ制限は、車両の通行が認められている道としてはなかなかにレアな「1.6m」とされ、黄色と黒の警告色で塗られた頑丈な鋼製の“バリア”が橋桁の手前をガードしています。
この高さについての注意喚起は、アンダーパスの手前の標識まで、何もありません。バリアの横桁には蛍光イエローの帯に「高さ制限1.6m」と表示されていますが、それでもバリアそのものに無数のスクラッチ傷が付いていることから、気付かずに進入し接触するクルマは少なくないと思われます。
実際に現地で取材中も、このアンダーパスの手前で止まり、進路を変えるクルマを複数確認しました。先行車に車間距離をとらずに付いていく、同乗者との話に夢中になり集中力を欠いたまま運転しているといった状況では、かなり危険性が高いと言えます。
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