脱走対策は万全に!「ペットはストレスに弱いから」乗りもの苦手なわんにゃん 引越し成功のコツ教えます

春は引越しのシーズンです。ペットと一緒に移動することも多いでしょうが、長時間、乗りものに揺られるのは相当のストレスを与えることに繋がります。どうすれば軽減できるのでしょうか。

脱走対策は万全に

 移動中のトイレに関してですが、キャリーケースの中にペットシーツを敷いてあるので、猫の場合はそこで排泄するか、緊張しているのでそもそも到着まで排泄しない子も多いです。犬の場合はクルマに乗り込む前に排泄を済ませると良いでしょう。

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クルマのトランクに座る犬(画像:写真AC)。

 食事は、クルマの移動だと揺れが胃腸を刺激するので、嘔吐や排便を考えて控える、もしくは少量与えるのが無難と考えます。水分量の多い液状おやつを与えるのも良いでしょう。また失敗談として、犬を車内でフリーにしてトイレ休憩から戻ると、愛犬が人間の食べ物を食べてしまったということもありますので、そこも注意が必要です。

3、到着後のケア

 新居に到着し、引越し会社の方々が荷物を運び終えたら落ち着いてキャリーケースから出します。全く知らない環境とニオイに数日は戸惑うでしょう。

 ストレスを軽減するため、愛猫(愛犬)の性格にもよりますが「まずはこの部屋から慣れてもらう」という部屋をひとつ決め、ケージもしくは災害時用のソフトケージに、使い慣れたベッドや食器、そして食事(空腹でしょうから少量から)、トイレなどを配置します。そこを拠点にして数日かけて徐々に行動範囲を広げるような工夫が必要です。

 なお、猫に関しては、引越し前の家と間取りが変わってしまう場合、脱走対策を再検討することが重要です。これは是非とも細かいところまで綿密に対策を実施していただきたいと思います。猫は環境の変化により、いつもと違う行動をする事が考えられるからです。

 慣れない土地に出向くと、当初ストレスを感じるのは人も動物も同じこと。水道や電気、ガス、最近ではインターネット環境の準備など含め、引越しに伴いやるべきことが多々あるでしょうが、ペットについても同じように気を配ってあげてください。なんといっても、大事な家族の一員なのですから。

【カワイイ!】キャリーケースからちょこんと顔出す猫たち(画像)

Writer:

猫の魅力や個性を大切にし、猫との日々から見える豊かな世界を伝える。すべての猫が幸せに生きられる未来を願い、その思いを形にして発信します。

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