空港アクセス改善! 国道238号「紋別防雪」15kmが25日ついに全通 新ルート追加で走りやすく
国道238号の紋別防雪事業が、2025年3月25日に全線開通します。
湧別~紋別間15kmを改良
国土交通省北海道開発局網走開発建設部は2025年3月13日、国道238号の「紋別防雪」事業が25日に全線開通すると発表しました。

国道238号は、北海道の網走市からオホーツク海沿岸を北上し稚内市までを結ぶ延長約320kmの道路です。
このうち、湧別町川西からオホーツク紋別空港付近の紋別市小向までの区間(15km)では、2008年度から紋別防雪事業が進められています。
紋別防雪事業は、地吹雪による見通しの悪化や交通事故の低減、危険箇所の解消を図り、安全な通行を確保するための取り組みです。この道路は救急搬送にも使われており、その際の定時性確保も求められています。
具体的には、防雪林帯や中央分離帯の設置、拡幅などが行われます。道路は幅員13.5m・2車線で整備。小向の現道を内陸側に迂回する新ルート区間7.2kmは70km/h制限で、途中に立体交差の小向交差点が設置されます。
なお、この紋別防雪の区間は旭川紋別道の構想ルートと重なります。旭川紋別道は、旭川市に接する比布町で道央道(比布JCT)から分かれて、上川町・遠軽町・湧別町を経由し、紋別市に至る高規格幹線道路です。
現在は比布JCTから遠軽ICまでが開通しており、さらに上湧別IC(仮称)までが事業中。そこから終点の紋別市までは計画中の区間ですが、今後、紋別防雪の区間は旭川紋別道の代替の道路になるとみられます。
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