「新・関西空港第1ターミナル」内部に迫る! 社長「全く新しくなっています!」&対応力もほぼ倍増…27日主要施設刷新完了へ
外観は「ほぼ昔のまま」ですが…!
4000万人をさばける「メガターミナル」
関西空港(関西国際空港)の第1ターミナルでは開港以来初となる大規模リノベーション工事を実施。2025年3月27日には、主要な施設のリニューアルが完了し、グランドオープンを迎える予定です。それにともない15日、新たなターミナル設備が報道陣に公開されています。どのような変化を遂げたのでしょうか。

第1ターミナルのリノベーションは、2021年から開始。より多くの国際線旅客を処理できるよう、段階的にリニューアル工事が行われてきました。グランドオープンは、新たな入国審査場、ならびに新たな共用ラウンジの設置がメインの内容となっています。
従来の入国審査場は南北が分かれていましたが、これを通路で接続。このことで混雑の偏りをなくし、スムーズな入国につなげます。また、国際線チェックインカウンターがある4階部分などのショップも拡充され、コンビニエンスストア「ローソン」やカプセルトイショップなど13店舗が、18日からオープン予定です。
なお、一連のリニューアルによって、関西空港全体で約4000万人の国際線キャパシティを創出しているとのことです。ちなみに同空港における2018年度国際線旅客数は約2300万人。その当時より、倍近い旅客数をさばけるということになります。
関西空港は開港30周年を迎え、さらに4月には大阪・関西万博を控えています。同空港を運営する関西エアポートの山谷佳之社長は「この30年はチャレンジの連続で、うまくいかないこともありました。第1ターミナルをリニューアルするのもチャレンジのひとつです」としたうえ、「大阪万博に来るお客様にとって、関西空港は最初の”パビリオン”になります。ターミナルのなかは全く新しくなっています。(入国審査場のあるエリアは)広々としていて、窓からは滑走路も街も山も空も見える、リゾートのように感じていただけるのでは」とコメントしています。
なお、15日にはこれを記念した式典が行われ、大阪府の吉村洋文知事、二階俊博元自民党幹事長などがこの式典に出席しています。
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