八高線に「新たな行き先」が誕生!“1日1本だけ”の短距離列車 3月ダイヤ改正で
埼玉まで行かない列車が登場。
JR八高線で「群馬藤岡行き」が初めて誕生
2025年3月15日(土)に実施されたJRのダイヤ改正で、八高線では高崎~群馬藤岡間の区間列車が新設されたほか、これまで1~3両編成で運行されていた列車が全て2両のワンマン運転となりました。

八高線は、東京の八王子と群馬の高崎(正式な終点は倉賀野)を結ぶ路線として戦前に開業。高麗川駅(埼玉県日高市)を境に運行系統が分かれ、北側は非電化となっています。この区間は関東で唯一、キハ110系気動車が走っており、埼玉県では唯一の非電化区間です。
今回の変更は、新型車両HB-E220系投入に向けた輸送体系の見直しの一環となります。高崎6時55分発の群馬藤岡行き、群馬藤岡7時21分発の高崎行きが新設されました。
高崎~群馬藤岡間の区間列車の所要時間は約15分ほど。八高線で高崎近郊のみを走り、埼玉県まで乗り入れない列車が初めて誕生したことになります。ただ現時点では1往復のみのため、見かける機会が少ない列車です。
なお、HB-E220系は2025年上半期から納入予定です。この車両は、ディーゼルハイブリッドシステムを搭載し、従来の液体式気動車よりも環境性能に優れた車両となる見込み。座席は既存車両のセミクロスシートからロングシートに変わります。
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