「バスセンターのカレー」に挑戦状!? 「フェリーターミナルのラーメン」を超有名店監修でフェリー会社が作っちゃったワケ

フェリー運航会社の佐渡汽船が超有名店とタッグを組み、オリジナルのラーメンを開発しました。佐渡の食材をふんだんに使った逸品で、新潟名物「バスセンターのカレー」に追随する意気込みです。フェリーの会社がラーメン、一体なぜでしょうか。

まさかの超有名店監修で完成 シメの“ごはん投入”必至!?

 ラーメンの開発で佐渡汽船が組んだのが、有名チェーン店「一風堂」を国内外で展開する「力の源ホールディングス」(福岡市)と、新潟県の地方銀行の持ち株会社、第四北越フィナンシャルグループなどが設立した地域商社「ブリッジにいがた」(新潟市)の3社です。

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インタビューに応じる佐渡汽船の尾渡英生社長(大塚圭一郎撮影)

 できあがったラーメンは「佐渡濃厚海老ラーメン」と名付けられ、2025年3月15、16日に東京都内で披露されました。「佐渡の魅力がぎゅっと詰まった1杯になった」と自信を示す力の源ホールディングスの開発担当者は、ラーメンの製法を次のように解説してくれました。

 主役となるのが佐渡島の沖で収穫した南蛮エビで、身がふっくらしており、甘みのある味わいが特色です。この南蛮エビをラーメン1杯当たり約80g使い、鶏白湯(とりぱいたん)スープとミックスさせて濃厚な味わいを生み出しました。

 麺は福島県のご当地ラーメン、喜多方ラーメンのような多加水の太めのちぢれ麺で、トッピングには佐渡島の特産品を生かしたみそと南蛮エビ、シイタケ、キクラゲを使ってあんかけで流し込んでいます。

 筆者も試食しましたが、南蛮エビと味噌がパンチのある味を醸し出しており、麺にスープがよく絡みます。麺を味わった後は、一緒に提供していただいた佐渡島産コシヒカリを炊いたご飯をスープに入れて食べると実によく合いました。

【写真】これが「フェリーターミナルのラーメン」です!!

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