狭い場所でもスーイスイ!「大阪・関西万博向けのEV救急車」デビュー 軽バンベースです

大阪・関西万博が終わった後も活用されるそう。

軽EVがベースの救急車

 三菱自動車は2025年3月19日(水)、来月13日から半年間にわたって開催される「2025年日本国際博覧会」、通称「大阪・関西万博」向けの救急搬送用車両として、ワンボックスタイプの軽商用EV(電気自動車)「ミニキャブEV」2台を、2025年日本国際博覧会協会に納車・寄贈したと発表しました。

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救急車のイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。

 救急搬送用車両は、万博会場内でけが人や体調不良による傷病者が発生した際の搬送用として使用されることに加え、会場内の医療救護施設から医療チーム(医師、看護師、救急救命士)が応急措置で駆け付ける際にも用いられます。

 軽商用EVによる救急搬送用の車両は、通常の大きな救急車では通ることが困難な狭い道も走行できるという特徴を持っており、これにより搬送時間の短縮や救命率を高めることが期待できます。

 ほかにも、電池パックを車体床下中央に配置することで、低重心による優れた操縦安定性を実現するバッテリEV(電気自動車)の特性を生かして、傷病者の負担を軽減しながら搬送できるといいます。

 なお、万博終了後は、協会から大阪府の大阪南消防局と茨木市消防本部に再譲渡されたうえで、救急搬送に活用される予定です。

【画像】これが三菱「ミニキャブEV」ベースの救急搬送用車両です

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