「スバ川立」「ターャジス」… 救急車はもはや何かの暗号? なぜ“読みにくい”のか

救急車の車体前面に書かれた「救急」の文字が、まるで鏡に映したような形態で書かれていることがあります。読みにくいことこの上ないですが、どういった理由からでしょうか。

バスやトラックでは逆文字列を見かける

 救急車を正面から見ると、「救急」の文字が鏡文字となっている場合があります。なぜでしょうか。

Large 20240511 01
救急車(乗りものニュース編集部撮影)。

 似たような例として、文字の並び順を入れ替えたケースは街なかでしばしば見かけます。例えば東急バスや立川バスの車体には、進行方向右側に「スバ急東」「スバ川立」と書かれています。物流大手「福山通運」のトラックも同様で、右側面は「運通山福」という文字の配置です。

 これらは、すれ違う対向車のドライバーにとって、むしろ読みやすくするための工夫です。車体装飾に携わる人に聞くと、進行方向に向かってテロップの如く“文字が流れる”ようにしているのだそう。他方、車両の前進方向へ、左右側面で文字列の“頭をそろえる”意味もあるのだとか。

 ただ、停車中は読みにくいということもあり、通常の文字配置に改める事業者もあります。特に電話番号やアルファベットなどは“前流し”にすると、どうしてもおかしくなってしまいます。例えば乳製品を製造・販売するスジャータめいらくグループの配送用トラックには、前流しの「ターャジス」と書かれていましたが、この表記は数を減らしているようです。

 さて救急車に話を戻すと、鏡文字である以上、前流しとは異なります。しかしこれも、クルマを運転するほかのドライバーから見て、読みやすくするための工夫です。

 鏡文字は、鏡に写った際に正しい文字として認識できるようになっていますが、その鏡とは救急車の前を走るクルマのもの。緊急車両である救急車にいち早く気づいてもらうため、ルームミラーやサイドミラーに写っても認識できるようになっています。

【了】

鏡文字となった「救急」(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  4. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  5. 都市に迫るロシア軍の「弾道ミサイル」が“空中で木っ端みじん”になる瞬間をウクライナ軍が公開 追尾から撃墜まで詳細に
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  3. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  4. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号