ついに“新型潜水艦”の本格的な建造開始! 竜骨の据え付け完了 完成すればイギリス海軍史上最大の潜水艦に

ついに造船所での建造が始まる。

ついに造船所に「ドレッドノート」のが据え付けられる

 イギリスの防衛企業であるBAEシステムズは2025年3月20日、建造中であるドレッドノート原子力潜水艦の1番艦「ドレッドノート」のキール(竜骨)が同社のバロー・イン・ファーネス造船所に据え付けられたと発表しました。

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ドレッドノート級の完成予想図(画像:イギリス海軍)

 同艦はヴァンガード級潜水艦の後継として建造が進められている、核攻撃も可能な潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射機能を有する潜水艦です。

 同艦は全長153.6mになる予定で、完成すると、イギリス海軍が運用する潜水艦としては史上最大の大きさになります。2030年の就役を予定しており、これらから個別に建造した各部のユニットを、同造船所で組み合わせていくことになるようです。

 キール据え付けを記念する起工式には、キア・スターマー首相やジョン・ヒーリー国防相も参加しました。

 スターマー首相は「これらの潜水艦は、国家の安全保障と次世代の生活様式に対する最も深刻な脅威から、我々国民と同盟国を守ってくれるでしょう。BAEシステムズのような自国の防衛企業への投資は、国家および経済の安全保障に対する政府の取り組みの中心をなすものです。この投資は、質の高い安定した雇用を支え、労働者の懐を潤すものです」と式典で述べました。

【画像】い、一部なのにデカい…これが、造船所に据え付けられた「ドレッドノート」です

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