M1A2「エイブラムス」の最新バージョン“追加装甲でゴテゴテ”になった姿が公開される 米・サウジ軍合同訓練
アメリカ軍とサウジアラビア軍の共同演習で確認。
最新のM1A2 SEPv3にさらに装甲を追加
アメリカ陸軍は2025年3月18日、M1A2「エイブラムス」主力戦車の最新タイプM1A2 SEPv3がサウジアラビア陸軍と訓練する様子を公開しました。

この訓練は、アメリカ軍とサウジアラビア軍が合同で実施した演習「フレンドシップ25」中の2月12日に非公式に実施されたものとのことです。
M1A2 SEPv3は2020年6月頃からアメリカ陸軍への引き渡しが開始されたM1A2シリーズの最新タイプ。電子機器やソフトウェアが更新され、高度な火器管制システムと弾薬データリンクが追加されています。
今回公開されたM1A2 SEPv3の画像では、さらに爆破反応装甲(ERA)を取り付ける装備やスラットアーマーが追加されており、歩兵が携行できる対戦車兵器への対策がより強化されています。
演習「フレンドシップ25」は、アメリカとサウジアラビアの軍事協力関係を強化する継続的な取り組みの一環であり、両軍が地域の安全保障上の課題に備えることを目的としています。
なお、M1A2シリーズの最新タイプM1A2 SEPv3は、アメリカのほかではポーランドやオーストラリアも購入契約を結んでおり、早ければ2025年中に配備される予定です。
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