「ほぼプラスチック製自転車」何がメリット? 実際に乗ってみたら「サドル高ぇ…」そのワケは
ドイツのイグスが開発したほぼオールプラスチックの自転車「igus:bike」。その乗り心地はどのようなものなのでしょうか。
乗ってみると悪くないけど…
実際に乗ってみると、幅広のタイヤのため、平地での安定性はかなりある印象でした。ただ、殆どがプラスチック部品で構成されているため、ハンドルを切ったり、ペダルを踏み込む際に少し違和感がありますが、これは慣れれば問題なさそうです。ブレーキも問題ありませんでした。

ただ17kgという重さは自転車としては、かなり重い部類です。金属と同じ強度をプラスチックで実現するとなるとどうしても、重量が出てしまうそうです。
加えて、ギアチェンジによる変速機能がないのも気になりました。この件に関しては、今回の自転車の構造上搭載が困難だったとのこと。ドイツやオランダなどは平地が多いため切り替えなしでも問題ありませんが、日本で使う場合アップダウンで苦労する部分はあるかもしれません。実際にigus:bikeで丘を登るとかなり強めにペダルを踏み込む必要がありました。
また、サドルの位置の高さも気になりました。一番下に下げた状態での身長176cmの筆者でも跨ぐのに苦労する位置でした。この疑問に関してスタッフに聞いてみると「実はオランダの企業が作ったのでオランダ基準になっています」という答えが。確かにオランダ人の平均身長を考えると、この大きさは納得できます。
igus:bike はWEBなどで販売しているとはいえ、まだ試作モデルとしての色合いが強いとのことです。そのため、現場から出てきた要望などを受けて、電動アシストバイク分野などへの展開を含めて改善を続けていくとのことでした。
Writer: 斎藤雅道(ライター/編集者)
ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。
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