「ほぼプラスチック製自転車」何がメリット? 実際に乗ってみたら「サドル高ぇ…」そのワケは
ドイツのイグスが開発したほぼオールプラスチックの自転車「igus:bike」。その乗り心地はどのようなものなのでしょうか。
ボディの殆どがプラスチックで出来た自転車
ドイツのエンジニアリングプラスチック素材開発企業であるigus(イグス)の日本法人は2025年3月26日、メディア向けに「igus:bike(イグスバイク)」試乗会を都内で行いました。通常の自転車とどのような違いがあるのでしょうか。実際に乗ってみました。

igus:bikeはオランダのスタートアップMTRLと共に開発したプラスチック製自転車になります。チェーンやタイヤ、ブレーキ周辺などを除く車体の約92%にプラスチックが使われており、そのうち50%はシャンプーボトルや漁網を回収して造ったリサイクル素材になります。
既に欧州では1243ユーロ(約20万円)で販売しており、日本への輸入を含め全世界で1800台が販売されているとのことです。
大きな特徴として同社がアピールしているのがメンテナンスフリーである点です。稼働部分は潤滑油を必要としてないプラスチックとガラスを使用した同社独自のベアリングを搭載しており、サビや腐食のリスクもないとのこと。
なおプラスチックが弱いとされる紫外線への対策も施されており、試乗会のスタッフによると「20年は腐食に耐えることができます」とのことです。主な用途として、ハードな環境下であることから、一般的な車両では頻繁なメンテナンスが求められる場所での公共シェアバイクへの導入などを検討しているようです。
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