海上自衛官の意外な特技? かけられた恐怖の言葉「プレス不備」“ゆるふわシャツ”すら凶器に!!

自衛官は「服装及び容姿を端正にし、規律と品位を保つ」ことが求められます。結果、シャツは“ピンシャキ”しか許されないようです。その第一歩がアイロンがけだとか。かなり気合が入るようです。

自衛官はアイロンがけが得意

 最近インターネットストアで春用のシャツを何着か買いました。洗いざらしの風合いが春らしいカジュアルなデザインなので、水通しして軽くシワ伸ばしでもしようかとハンガーにかけておきました。

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行進する海上自衛官。写真はイメージ(柘植優介撮影)。

 そうしたら翌日、夫で海上自衛官のやこさんから「アイロンかけておいたよ」と渡されたのは、カミソリのように折り目が整いシワひとつなくプレスされ、カジュアルからフォーマルへと変わり果て……、いえランクアップしたシャツたちでした。ラフなニットのカーディガンに合わせるつもりでしたが、カッチリしたジャケットの方が似合いそう……、うん。

 陸空含む自衛隊全体に言えるのですが、自衛官はアイロンがけが得意です。特に海上自衛官はスマートをモットーとしているため、東にシャツのシワあれば駆け付けてアイロンしてあげ、西にくたびれたシャツあれば即座にアイロンかけてしまう習性があるのです。当然、やこさんにとって私のシャツは格好の獲物。くれぐれも自衛官の前でカジュアルシャツは出してはいけません。私(たいらさおり:漫画家/デザイナー)との約束です。

 ちなみに結婚当初、やこさんにアイロンの指導をされたことがあるのですが、市販のアイロン台の脚がしなるほどの圧力でプレスしなければカミソリのような折り目はつかないのだと教えられました。私の貧弱な腕力では「プレス不備」となるため、我が家のアイロン台はもっぱらやこさんの独壇場となっています。ちょっと意味がわかりません。

 ところで、海上自衛官は船上でもアイロンをかけるのでしょうか。やこさんに聞いてみたところ、出港中はほとんど作業服で過ごすため、アイロンをかけることはあまりないとのこと。自衛隊の被服は国から支給される官品と自分で買う私物の2種類がありますが、作業服はどちらもイージーケアのものが主流なので助かっているそうです。

 ただし、洋上慰霊祭などの式典で制服を着なければならない場合は、各居住区に最低1つはあるアイロンを駆使して必死でアイロンをかけるとか。やはり海の上でもアイロンからは逃げられないのですね。

 と、ここまで書いたところで、やこさんから「さっきのシャツ、出来が気にいらないからもう一度アイロンするね」とシャツを回収されました。シワに対する執念、侮れません。

【マンガを読む】「ゆるふわ不許可!」海上自衛官の驚愕のアイロンがけ

Writer:

漫画家・デザイナー。夫のやこさん、娘のみーちゃんと暮らすのんきなオタク。海自にはまってからあれよあれよと人生が変わってしまった。著書「海自オタがうっかり『中の人』と結婚した件。(秀和システム)」「北海道民のオキテ(KADOKAWA中経出版)」各シリーズ発売中。

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コメント

1件のコメント

  1. あー…ものすっっっごいわかるわー

    懐かしいなーーー

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