スウェーデン空軍の「グリペン」“史上初”の任務を開始する これまでは不可能だったこと?
NATO加盟1年が過ぎ初の任務。
NATO加盟国としてスウェーデン機が派遣される
スウェーデン空軍は2025年3月27日、北大西洋条約機構(NATO)の一員として初の防空任務を行うため、ポーランドに到着したと発表しました。

これは、NATOによるバルト海などの防空任務の一環で、スウェーデン空軍は6機のサーブJAS39「グリペン」を派遣。スウェーデンはNATO加盟から1年が経過し、これまで国内では他国との任務を実施してきましたが、国外でNATO加盟国として任務を行うのは今回が史上初となりました。
スウェーデンは2024年2月末、それまでの中立国として方針を転換しNATOに加盟。それまでは行ってこなかった、他国と連携した任務なども実施しています。
駐留基地はポーランド北部のマルボルクにある第22空軍基地で、すでにポーランドで任務を行っているイギリス空軍のユーロファイター「タイフーン」戦闘機とともに、初の防空任務を行ったようです。
JAS39「グリペン」はスウェーデンのサーブ製の戦闘機で、制空戦闘・対地攻撃・偵察などをこなすマルチロール機です。
元々中立国だったスウェーデンでの運用を前提で作られた機体であるため、滑走路などのインフラが破壊されたとしても、高速道路から出撃できるよう短距離で離着陸能力が高い機体となっています。
なお、NATOによるバルト海周辺での防空任務は、2014年のロシアによるクリミア半島の併合をきっかけに強化されており、加盟国が持ち回りで警備を担当。それぞれの国の戦闘機や哨戒機など、多種多用な機体を確認できることでも知られています。
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