首都圏の“電車じゃない区間”に「電車のような気動車」が突然デビュー! “白いキハ”はあっという間に消えるかも? JR八高線に乗った

2025年12月、JR東日本の八高線で新型車両のHB-E220系が運行を開始しました。これは事前の予告がないサプライズとしてファンを驚かせています。

ハイブリッドシステムを採用したHB-E220系

 2025年12月1日、JR東日本の八高線で新型車両のHB-E220系が運行を開始しました。HB-E220系はどのように受け入れられているのか、乗車して確かめてみました。

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八高線で営業運転を開始したHB-E220系(柴田東吾撮影)

 八高線の高麗川~高崎(倉賀野)間は電化されていないため、電車に代わり気動車と呼ばれるディーゼルカーが使われてきました。新型のHB-E220系はキハ110系気動車の後継となる車両です。八高線に続き、2026年1月19日には東北の釜石線でデビューが予定されています。

 しかし、八高線のHB-E220系は事前の告知がなく、突如営業運転を開始したことでファンを驚かせています。

 今回導入されたHB-E220系はディーゼルハイブリッドシステムが採用されました。ディーゼルエンジンによって発電された電力と、蓄電池(バッテリー)に充電された電力を組み合わせて走ります。電車と同じく、モーターを使って走行するため、電化されていない路線ながら電車のような音を出して走るのも特徴です。

 HB-E220系では扉が片側3か所に増えたほか、ハイブリッドシステムを採用したことで搭載機器が増え、車内にも機器の搭載スペースを設けたために、座席数が4割ほど減りました。キハ110系(キハ111+キハ112の2両)の座席数が118人だったのに対し、HB-E220系の座席数は2両で69人となっています。

【ほぼ通勤電車】八高線の「新型車両」の車内(写真)

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