国道8号のバイパス「一挙23キロ」都市計画決定! 東海道新幹線の南に並行する4車線 「彦根ー東近江」滋賀のビッグプロジェクトに

国道8号「彦根~東近江(仮称)」が都市計画決定しました。約23kmにもおよぶバイパスです。

「米原バイパス」に続く区間が都市計画決定

 滋賀県は2025年12月19日、国道8号「彦根~東近江(仮称)」に係る都市計画道路の決定および変更を行ったと発表しました。

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2025年9月に開通した国道8号米原バイパス「彦根トンネル」。これに続く近江八幡市までのバイパス区間の都市計画が決定した(画像:滋賀国道事務所)

 彦根市から近江八幡市にかけて、国道8号のバイパスを建設する計画が具体化しました。2025年9月に米原市から彦根市にかけての10.3kmが全線開通した国道8号「米原バイパス」に続く区間となります。

 米原バイパスからは東海道新幹線よりも南側(山側)に出て、彦根市、多賀町、甲良町、豊郷町、愛荘町、東近江市を経て近江八幡市で国道8号現道に合流する線形です。現道拡幅案と山側ルート案など3案から、約23kmの山側ルート案が選定され、都市計画手続きが進められてきました。

 なお、ルートの比較検討でも一部活用が検討された都市計画決定済みの「彦根長浜幹線」は今回、都市計画が廃止に。彦根から多賀町にかけて、より山側を通る新ルートに一本化されました。

 彦根-東近江区間の現道は2車線かつ信号が連続し、ロードサイド店も多数立地して混雑が発生しています。特に彦根市街と愛知川を渡る部分で深刻化しており、これまで地域の意見公募でも渋滞の緩和を特に重視すべきという声が多く寄せられていました。今後は事業化に向けた取り組みが進められます。

【どこ通る?】これが国道8号「彦根-東近江」のルートです(地図/写真)

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