「世界初の独自開発超音速ジェット機」実は途中から「外装表面がフツーじゃない」状態で飛んでた! なぜ?

超音速旅客機「オーバーチュア」の開発を進めるブームのテスト機「XB-1」。この機は8度目以降のテストフライトにおいて、この機の外装に新素材を採用したとしています。どういったもので、どのような効果が期待できるのでしょうか。

「サメ肌」フィルムで音速超え

 アメリカのスタートアップ企業「ブーム」が「世界初の独自開発超音速ジェット機(the world’s first independently developed supersonic jet)」として開発したテスト機「XB-1」。同社はXB-1の8度目以降のテストフライトにおいて、この機の外装に新素材を採用したとしています。どういったもので、どのような効果が期待できるのでしょうか。

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「XB-1」(画像:ブーム)

 8度目のフライトからXB-1の後方下腹部の外装には、オーストラリアのMicroTau社が開発した、「リブレット加工」が施されたフィルム系の素材が貼り付けられたとのことです。リブレット加工は”サメ肌”加工とも呼ばれ、表面に掘られた微細な溝により、乱気流を滑らかにして表面摩擦を軽減。この結果、抗力を低減し、燃料消費や二酸化炭素排出量、運用コストを削減できる効果が期待されているとのことです。

 ブームによると、XB-1のテスト飛行において、同社のリブレット加工フィルムを設置した航空機が初めて音速を超えたといいます。結果として、このフィルムは超音速飛行後においても肉眼で確認できるほどの劣化、ならびに外装からの剥離は見られなかったとしています。

 なおブームは2014年に設立された、超音速旅客機「オーバーチュア」の開発を進めるスタートアップ企業。XB-1は「オーバーチュア」実用化のために開発された機体です。「オーバーチュア」はすでに航空会社からの事前注文も獲得しているほか、同社に出資するJAL(日本航空)も優先発注権を取得しています。もし「オーバーチュア」が実用化された場合、2003年に退役した「コンコルド」以来の超音速旅客機の出現となります。

【画像】かっこよ!!! これがブーム社「21世紀のコンコルド」全貌です

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