さいたま市の「東側」が大化け!? 悲願の「鉄道延伸」実現に向け国に“助けて!” 県と市が要望
埼玉県とさいたま市は2025年4月14日、埼玉高速鉄道の延伸に向け、県市共同で国土交通省へ支援を要望しました。果たして実現するのでしょうか。
ピーク時には「快速運転」も想定
市は今年2月、延伸事業の概算事業費が1390億円、概算工期は14年となる試算を公表。岩槻駅施工時の土留め工法や高架橋スパン割を変更したり、駅構造を精査したりすることでコスト縮減が見込めるとしています。
また「中間駅」の開発規模を、これまでの定住人口4000人から8000~1万人規模に拡大することも検討しています。なお、定住人口が1万人規模の場合はB/C(費用便益比)が1.2、物価が10%上昇して定住人口が8000人規模の場合は1.0になるとしています。
さらに、延伸区間の運行本数は毎時8本(上限)で、ピーク時には既存駅の停車頻度が減少しないような快速運転も想定していることを明らかにしています。
市は今年度に目指す鉄道事業者への実施要請に先立ち、速達性向上事業に関する計画の素案を作成する予定です。
コメント