55インチ液晶内蔵のホームドア、東急2駅に試験設置 耐久力など検証へ

実証実験として、戸袋部分にデジタルサイネージを組み込んだホームドアを東急線の武蔵小杉駅と溝の口駅に設置。およそ1年間、屋外環境での耐久力や配信情報の訴求力が検証されます。

耐久力や訴求力を検証

 東急電鉄と日本信号、三菱電機、旭硝子は2016年6月23日(木)、共同で開発したデジタルサイネージ一体型の「マルチメディアホームドア」について、6月27日(月)から東横線の武蔵小杉駅(川崎市中原区)で、7月以降には大井町線の溝の口駅(同・高津区)で実証実験を行うと発表しました。

 このホームドアは、旭硝子のデジタルサイネージ「infoverre(インフォベール)」を、三菱電機と日本信号が開発するホームドアの戸袋部分に設置し、東急電鉄がコンテンツ配信の仕組みと運用モデルを構築するものです。

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「マルチメディアホームドア」の設置イメージ(画像出典:東急電鉄)。

 今回の実証実験では、鉄道業界では最大規模という55インチのデジタルサイネージを組み込んだ「マルチメディアホームドア」を東急線の2駅に設置し、屋外環境での耐久力や配信情報の訴求力が検証されます。

 配信コンテンツは、通常時はマナー啓発や沿線プロモーション映像、異常時は列車の運行情報など。検証期間は2駅ともおよそ1年の予定です。

 東急電鉄は2020年を目標に東横線、田園都市線、大井町線の全64駅へのホームドア設置を計画。このたびの実証実験の結果により、一部駅においてはこの「マルチメディアホームドア」の導入を検討するとしています。

【了】

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