「京王初の設備」の愛称決めて! 候補は3つ 「古代魚」顔の新型車両で投票実施

京王電鉄が、新型2000系電車の車内に設ける「大型フリースペース(仮称)」の愛称を決めるため、投票を実施します。

2026年初めにデビュー

 京王電鉄は2025年4月22日、新型2000系電車の車内に設ける「大型フリースペース(仮称)」の愛称を決めるため、投票を実施すると発表しました。

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新型2000系電車(画像:京王電鉄)

 2000系は2026年初めに京王線や相模原線などで営業運転を開始する予定の新型車両です。

 開発にあたり、京王グループの感性AI株式会社が提供する、人の感性を分析できるAIを活用。利用者や社員の声をもとに、次世代に求められる鉄道車両の内装や設備、デザインの在り方を議論したそうです。その上で、複数のデザイン案をAIで分析し、決定したといいます。

 外観は、前面・側面ともに「円」をモチーフにしたラウンド型とし、“多くの人が優しさを感じ、安心できる車両”を表現。内装も同様にラウンド型がモチーフとなっています。各車両には車いすスペース1か所、「ナノイーX」方式の空気清浄機2台、車内防犯カメラが4台設置されます。

 そして5号車には、京王初の大型フリースペース(仮称)が設置されます。子育て世代やシニア世代など、年齢や性別、また目的を問わず、あらゆる人が安全・快適に鉄道を利用してもらえるよう設置されるスペースです。

 今回はその大型フリースペース(仮称)の認知度向上を図り、多くの人に親しみを持ってもらうため、5月7日~6月10日に愛称投票が実施されます。

 投票は、インターネットの特設投票フォームで実施。「ひだまりスペース」「ぬくもりライド」「ひまわりライド」の3候補の中から選びます。愛称は最も投票数の多かったものに決定し、2000系の営業運転開始直前に発表される予定です。

 ちなみにこの2000系は、投入が発表された際、SNSでは見た目がかわいい古代魚「サカバンバスピス」に似ていると話題となりましたが、京王によるとデザインの過程で意識したものではなく、「たまたま」似てしまったそうです。

 この車両は2027年3月までに10両編成×4本=40両が総合車両製作所で製造され、主に7000系の非貫通編成(4両+6両の編成)を置き換えていく計画です。

【斬新!】これが新型2000系「京王初の設備」と愛称案です(イメージ図)

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