多摩川の“99歳橋”いよいよ役目終える 甲州街道「日野橋」架け替えのため仮橋へ
東京都南多摩西部建設事務所は2025年4月、架け替え事業を行っている甲州街道の「日野橋」について、5月14日(水)に並行する仮橋へ交通を切り替えると発表しました。
99年でお役御免!「日野橋」
東京都南多摩西部建設事務所は2025年4月、架け替え事業を行っている甲州街道の「日野橋」について、5月14日(水)に並行する仮橋へ交通を切り替えると発表しました。

日野橋は多摩川に架かる333mの橋で、立川市と日野市を結んでいます。開通は1926(大正15)年と古く、今年で99歳。2007年度に国道20号として「日野バイパス」が開通したことで、国道20号の指定が外れ都道となりましたが、依然として12時間あたり約1.3万台の交通量がある地域の基幹的な橋です。
2019年の台風19号で被災し、約7か月間の通行止めとなったことをきっかけに、2020年11月から架け替え事業がスタート。現在の位置に新しい橋を架けるあいだの交通を流す仮橋の施工が進められていました。
5月14日の切り替え当日は、14時45分から歩道の切り替えが始まり、15時に車両を含めた交通切り替えとなります。この作業に伴い、一時的に橋の両側で片側交互通行になることから、周辺の立日橋(多摩モノレール通り)への迂回が呼びかけられています。
なお、この交通切り替えから、現橋を撤去、新橋を建設して交通を切り替えるまで「約7年」と案内されており、2032年頃と考えられます。そこからさらに仮橋の撤去まで「約2年」かかるとされています。
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