「100km4車線」がさらに延伸!“九州の大動脈”国道3号、2026年度に佐賀で拡幅
佐賀県鳥栖市の国道3号「鳥栖拡幅」の区間が、2026年度に4車線で開通します。
「鳥栖拡幅」2026年度開通へ
国土交通省九州地方整備局佐賀国道事務所は2025年4月23日、佐賀県鳥栖市内の国道3号が、2026年度に4車線化すると発表しました。

同事務所は2008年度から、幹線道路の国道3号を4車線化する「鳥栖拡幅」事業を進めています。
区間は、長崎道の鳥栖ICに近い鳥栖市の姫方町交差点から、JR鳥栖駅や九州道の小郡鳥栖南スマートICに近い商工団地北入口交差点までの2.4kmです。
鳥栖は福岡に近く、九州の各方面へ高速道路が延びていることもあり、物流拠点が多数立地しています。2024年6月には小郡鳥栖南スマートICが開通し、「サザン鳥栖クロスパーク」などの新たな産業団地の整備も進んでいます。
こうした背景から「鳥栖拡幅」の区間は九州の物流を担う大動脈を担っており、大型車も多数往来しますが、道路は2車線(片側1車線)で慢性的に渋滞しているといいます。
そこで幅員25.25m(往復4車線)に拡幅し、渋滞緩和や安全性向上、周囲の開発促進を図ります。
同事務所によると今回、用地買収が完了し、残りの工程などを精査した結果、「鳥栖拡幅」の区間は2026年度に4車線で開通する見通しになったといいます。
国道3号はすでに、北九州市門司区から鳥栖市まで約100kmにわたって4車線で整備されていますが、「鳥栖拡幅」が完成するとさらに4車線区間が延びることになります。
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